PC-9801用OPMボードの制作
某オクでYM2151を買ったので、何かマイコンにでも繋ごうと思ってジャンク箱をあさっていたら、PC-9801用サウンドボード「サウンドオーケストラ」が出てきた。
これは、と思ってマニュアルも発掘してみるとブロック図が載っていた。
実は某オクで買ったYM2151にはDAC(YM3012)が付いていなかったので、D/Aどうしようかなと思っていたところ、これを見ると 2つのYM3014が左右の音声出力に繋がっていたので、こいつを乗っ取ってPC-9801でコントロールしればいいんじゃね?と思い至った。(YM3012は2ch、YM3014は1ch)
つまり、こういうこと。
音源チップだけ差し替えて、CPUインターフェースとDACから先のアナログ出力をまるっと流用したらPC-9801用サウンドボードができるわい、というわけで、既に載っているYM3812(OPL2)とYM2203(OPN)を引っこ抜いてみた。
写真はYM3812とYM2203を引っこ抜いてソケット実装したところ。YM3812とYM2151はパッケージも同じDIP24Pでピンアサインも似ているので、YM3812跡地にYM2151を実装することにする。
両チップのデータシート拾ってきてピンアサインを比較。YM3812の電源ピン間違ってねえかこれ…orz
ボード現物を追っかけて、3812の1pinが+5Vであることを確認、3812跡地のパターンカットと配線を以下のように。
- Pin1が部品面の電源ランドに接しているのをカット、半田面でどこかGNDに接続。(すぐそばにパスコンがあるのでそこのGND側がおすすめ)
- Pin11,12を半田面でカットして、それぞれの行き先のviaホールを見つけて入れ替えて配線。
- Pin19はYM2203跡地のPin22(シリアルアウト)に接続。
- Pin22を半田面で+5Vに接続(これもパスコンの+5V側がおすすめ)
ここまでやったらソケットにYM2151を実装してPC-9801に突っ込むだけ。なんとたった5本の配線でPC-9801用OPMボードが完成した!(その前に引っこ抜くの結構大変なんだけどね…両面スルーホールだし…)
YM2151を実装したところ。ここでは既にROMを抜いてある。
これでPC-9801でOPMをコントロールすることができるんだが、98用のOPMドライバなんて無いので、これからなんとかする。予定。