Lost Technology

レトロPC、レトロゲーム、チップチューン等の主に技術的な雑記

9821バリュースター(流星型)の音源ボードにYMF288が載る件

PC-9821Vシリーズ3桁流星型の内蔵音源ボード*1には、YMF288-M(とDAC)を載せるための空きランドがある。(参考
もともとYMF701(OPL3-SA)が載っているバリュースターにさらにYMF288(OPN3L)が載れば、FM音源機能としてはCt16とかNr/Nwと同等になる。しかも、これらの機種と違ってバリュースターにはCバスがあるので、音源ボード複数枚搭載に都合が良い。タワー型なら内蔵音源ボードの他にまるまる4枚Cバス音源を搭載可能になる。
というわけで、G8XZUの空きランドに以下のようにパーツを実装したところ、見事0188H-018EHにOPN3Lが現れ、DOSから制御可能となった。

パーツリスト(部品面)
  • (4G付近のSOP28Pランド)YMF288-M OPN3L
  • (3G付近のSOP8Pランド)μPD6379GR DAC
  • 2F4 チップ電解コンデンサ 16V47μF
  • 3G2 チップコンデンサ 0.1μF
  • 4G2 チップ抵抗 100Ω
  • 4G1 チップ抵抗 100Ω
  • 4F3 チップ抵抗 100Ω
  • 4F2 チップコンデンサ 0.1μF
  • 4G4 チップ抵抗 10KΩ

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パーツリスト(半田面)

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なお、この情報はCt16の内蔵音源ボード等を参考にG8XZUを独自に解析したもので、正確さや実行した結果については一切保証しない。あくまでも自己責任で実施されたい。

完成写真:MIDIドーターボードはYMF704(OPL4-ML)搭載
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*1:通称G8XZU