MSXにノートPC用スリムFDDを接続する・その2
MSX用スリムFDD変換アダプタ第2弾・パナソニックMSX2+/turboR用(Type-P)と第3弾・パナソニック後期MSX2用(Type-M)ができました。
第2弾・Type-P
パナソニックEME-213シリーズのFDDを使用したFS-A1WX/FX/WSX/ST/GTに適合します。2ドライブ化は本体の改造が必要*1。
この写真では本体側FFCを薄くて柔らかい物に変更してケースの合わせ目から外に引っぱり出してます。
その他、同じシリーズのFDDを使用したシンセサイザーやシーケンサー等でも使えると思います。
YAMAHA SY85/W5/W7/QY300/MDF2/PSR-SQ16/PSR-600/PSR-620/PSR-1700/PSR-2700
— omame(普通のおまめさん) (@nimfdd) June 22, 2016
KORG XシリーズのEME-213からスリムFDDに換装したい方に素敵な変換基板が!https://t.co/1BL5s3qlWW
適合すると思われるシンセの例。
第3弾・Type-M
パナソニックEME-212シリーズのFDDを使用したFS-A1F/FMに適合します。これも2ドライブ化は本体の改造が必要*2。
A1F/FMの本体から生えてるケーブルは、1pinマークが逆(26pin)側に付いているので逆刺しに注意。基板のシルクに書いてあるピン番を合わせて接続。
A1F/FMの場合は、純正FDDの固定金具がそのままスリムFDDに転用できます。*3
これも、26pinのMITSUMI D357B*4を使用したシンセサイザー等で使用できると思います。
(2016/10/08追記)SY77/SY99/V50で使用しているFDDはReadyを使用せず、MSXでReadyが出ているピンにDiskChangeが出ているとのことなので、Type-MとスリムFDDの組み合わせではそのままでは使用できません。Type-Mをこれらのシンセサイザーに使用する場合、パターンカットとジャンパーが必要になります。*5
SY77/SY99のFDDコネクター変換基板の試作。(左はYAMAHA純正)
— omame(普通のおまめさん) (@nimfdd) May 29, 2016
(26Pin-34Pin変換ケーブルがヤフオクでよく出品されるけれど…) pic.twitter.com/j8KhzPtoaS
上記TweetにあるSY77/SY99の他、YAMAHA V50も同様の26pin FDDを使用しているとのこと。
おまけ
FS-A1ST/GTでは、本体マザーボード上に2nd FDD用のコネクタを実装する空きランドがあり、ここにコネクタを実装するだけで2ドライブ化できます。
というわけで、MSX turboR用2ドライブ化キットも頒布します*6。
オンラインマニュアル
Type-S(シュガート34pin用)*8
MSX用スリムFDD変換アダプタ Type-S (Shugart 34P).pdf - Google ドライブ
Type-P(パナソニックMSX2+/turboR用)
MSX用スリムFDD変換アダプタ Type-P (Panasonic 24P).pdf - Google ドライブ
Type-M(パナソニック後期MSX2用)
MSX用スリムFDD変換アダプタ Type-M (MITSUMI 26P).pdf - Google ドライブ
*2:FDDコネクタのピン配置を読み替えれば、上記のMマガの記事と同じ回路が使用できる。
*3:スリムFDDの固定ネジはφ2.6mm×2.5mm。4mm以上のネジだと内部に突き抜けて動作不良を起こすので注意。また、ケース底面の固定ネジも純正より短い物を使う必要がある。
*4:MITSUMI D357Bは34pinのものと26pinのものがあるようだ。34pin版はSONYのHB-F1XDmkII以降に使用されている。
*5:Type-Mがもっと売れたら次回生産時はジャンパピン付けて対応する。売れたら…
*6:ただのFFCとコネクタのセットなんだけど、どっちも個人で1個単位ではなかなか買えないので…
*7:前回同様、俺に住所氏名を知られてもいいという人は先行頒布するのでDMでご連絡を。
*8:バリエーション追加につき、前回の34pin用をType-Sとした。