Lost Technology

レトロPC、レトロゲーム、チップチューン等の主に技術的な雑記

技術メモ

OPM系のマスタークロックと発音周波数

OPM系チップ*1では、発音する周波数を直接指定せずに、内蔵の周波数テーブルのインデックスをoct(0~7), kc(C+~C), kf(0~63)の3パラメータで指定することになっています。 しかし、この内蔵テーブルはマスタークロックが3.579545MHz*2である前提で作られて…

MSX-JE用ハイブリッドIC T5277

Webを探したけど見つからない情報を書き留めておくシリーズ(久々) SONYのMSX2+、HB-F1XDJ/XVとMSX-JEカートリッジHBI-J1に載ってる東芝製ハイブリッドIC「T5277」のピンアサインを調べたのでメモ。 T5277には、漢字ROM、MSX-JE、メガROMコントローラー(HA…

謎のOPLL互換チップ YM2423B-Y

前回の続き。 結論から言うと、謎は深まるばかり…

謎のOPLL互換チップ YM2423B-X

きっかけはこのツイート。謎のOPLL互換チップ、YM2423Bの存在を教えていただく。まさかATARI STにFM音源カートリッジがあったとは……。それにしてもOPLL互換品は一体いくつあるのだ。— hally (VORC) (@hallyvorc) November 4, 2015

OPLのバスドラを楽音として利用する件

以前、「何の役にも立たない」と書いてしまった、「OPLのバスドラが楽音として利用できる件」だが、よくよく調べてみたら日物のテラクレスタ(OPL版)で使用実績があった!

YMF297(OPN3-L)

シンセ・アンプラグドの中の人がYMF297の詳細な解析レポートを揚げておられます。FPGA 版 FM 音源 (36) -- YMF297 (OPN3/OPL3) 測定 (1) - シンセ・アンプラグド FPGA 版 FM 音源 (37) -- YMF297 (OPN3/OPL3) 測定 (2) - シンセ・アンプラグド FPGA 版 FM 音…

FM音源のEG波形

FM音源のEGパラメータは、多くの場合「感覚的に」設定され、その正確な技術的情報や物理的挙動についてはあまり知られていなかったり間違って伝わっている場合がある。というか、YAMAHAから詳細な情報が提供されてこなかった。ここらで、「EGの実際の挙動」…

Windows用OPNAドライバのプリセット音色

Webを探しても見つからない情報を書き留めておくシリーズ第3弾。 PC-98シリーズ用Windows95/98には、PC-9801-73/PC-9801-86等のOPN系サウンドボード用のFM Synthドライバ*1が標準添付されており、OPNA用のGM互換音色データがプリセットされている。 *1:パソ…

N88-BASIC(86)のFM音色データフォーマット

Webを探しても見つからない情報を書き留めておくシリーズ第2弾。 98のN88-BASIC(86)サウンド拡張BIOS入りの場合。マルチメディア拡張(MS-DOS版Ver6.2以降)でも同じ。88のN88-BASICでも同じかどうかは不明。今後このシリーズが続いたら書き留めるかも。

MSX-BASICのFM音色データフォーマット

Webを探しても見つからない情報を書き留めておくシリーズ第1弾。 MSX-AUDIO拡張BASICおよび、MSX-MUSIC拡張BASIC(以下MSX-BASIC)で音色定義に使用されるデータフォーマット。 今さらBASICでプログラムする奴もいないだろうから、情報の需要はほとんど無い…